「警官が被害者遺族ののしる 山梨県警」:イザ!
この記事を読んでいて、10年くらい前の記憶が蘇えった。
以前中国人の友人が交通事故の被害者になったことがあり、その友人と一緒に警察署に事情聴取をされに行ったことがある。私の役目は通訳であった。その事故というものは、その友人と友人の奥さんが自転車で横断歩道を走行中に、対向車線から右折してきた自動車が奥さんの自転車に衝突したというものである。
事情聴取は、警察官の事故状況に関する質問に我々が答えていくという形式であった。例えば、乗っていた自転車はどういうタイプのものだったかとか。警察官はそれを調書にまとめていた。この聴取は何時間かかっただろうか?確か、休憩なしに4時間くらいだったと思う。とても長いように感じた。
かなり時間が経過した頃、警察官が次のような質問をした。
「衝突した自動車のスピードはどれくらいだったと思われるか?」
私の友人は感じた通りに次のように答えた。
「とても速いスピードだった。」
この回答に対して、その警察官はそんなにスピードが出せるはずがないと怒りを込めた強い口調で反論した。もう疲れて半ばどうでもよくなっていた私たちは結局前言を撤回して、衝突してきた自動車のスピードはゆっくりであったというように回答を修正した。
確かにこの警察官のいうことは正しかったのかも知れない。だが、被害者側の私達にそのような威圧的な態度で、回答を強制するという態度に、後になって非常に腹がたった。また、こんなに長時間、休憩もなしに非常にストレスが溜まる状況に置かれ続けたのに腹が立った。私の友人と私の指紋もとられた。私達は被害者なのに。
私達の事情聴取を担当した警察官もまた長い時間仕事をして疲れてしまっていたのだろう。その後にまだやらなければならない仕事が残っていたのかも知れない。だから、早くその事情聴取を終りにしたかったんだろう。冒頭に挙げた山梨県警の警察官も仕事で疲れていたんだろう。というような理解もできるが私達は被害者だから、事故被害、犯罪被害にうちひしがれているところに、警察によってこのような扱いを受ければ、傷口は広がるばかりである。
また、こうした事情聴取が、今度は加害容疑者に対して行なわれたとすれば、その容疑者は実際には犯していない犯罪を「やりました」と言ってしまうことも十分考えられる。私自身もそんなに強い人間ではないから、長時間に渡る事情聴取に疲れてしまって、やってもいない犯罪を自供してしまうこともあるかも知れない。警察権力などに屈服しないような、波和二のようなエネルギー(
波和二のエネルギー)を持った強い人間になりたい。